イタリア🇮🇹のチェルニビエで開催されたFISスノーボードクロス・ワールドカップ2026シーズン。
12月13日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われた一戦は、
男女ともにフランスチームの層の厚さと勢いを見せつける結果となりました。

5年後のフランスオリンピックに向けた強化の成果が結果として現れているのではないでしょうか。

 


男子:17歳の超新星、ジョナス・ショレが頂点へ

男子のビッグファイナルを制したのは、フランスのジョナス・ショレ(Jonas CHOLLET)
2008年生まれの弱冠17歳が、同じくフランスのエイダン・ショレ(Aidan CHOLLET)とのワンツーフィニッシュを決め、
世代交代の波を感じさせる勝利を挙げました。

ショレ兄弟の圧倒的な強さに驚きました。

また、日本勢では高原宜希選手(PASCO SCC) が決勝トーナメントに進出し、1/8ファイナルで4位となり、最終順位29位にランクインしています。
W杯デビューの川村隼佑選手(プロメテックスホールディングス)は、惜しくも予選敗退となりました。

順位 名前 (Name) 漢字表記 最終ステータス FISポイント
1 CHOLLET Jonas Big Final (1位) 1000.00
2 CHOLLET Aidan Big Final (2位) 800.00
3 LAMBERT Adam Big Final (3位) 600.00
4 NOERL Martin Big Final (4位) 500.00
29 TAKAHARA Yoshiki 高原 宜希 1/8 Final(4位敗退) 36.00
60 KAWAMURA Shunsuke 川村 隼佑 予選敗退 12.50
 

 


女子:若き才能レア・カスタが大会2連覇

女子もフランス勢の勢いは止まらず、レア・カスタ(Lea CASTA)が優勝を飾りました。
地元イタリアの期待を背負ったベテラン、ミケーラ・モイオリ(Michela MOIOLI)は惜しくも2位。
3位にはオーストラリアのジョジー・バフ(Josie BAFF)が食い込みました。

日本勢の吉田蓮生選手(日本体育大学)は、予選34位で惜しくも決勝進出を逃しましたが、
オリンピックに向けて今後の成長に期待がかかります。

 
順位 名前 (Name) 漢字表記 最終ステータス FISポイント
1 CASTA Lea Big Final (1位) 1000.00
2 MOIOLI Michela Big Final (2位) 800.00
3 BAFF Josie Big Final (3位) 600.00
4 SIEGENTHALER Sina Big Final (4位) 500.00
34 YOSHIDA Remi 吉田 蓮生 予選敗退 (Rank 34) 22.00

 


ベスト16分析:フランスが「最強軍団」であることを証明

今大会、ベスト16(準々決勝進出者以上)に送り込んだ人数を国別に集計すると、フランスの圧倒的な育成力が浮き彫りになりました。

国名 男子ベスト16 女子ベスト16 合計
フランス (FRA) 4名 4名 8名
ドイツ (GER) 3名 1名 4名
イタリア (ITA) 1名 3名 4名
オーストラリア (AUS) 2名 2名 4名
アメリカ (USA) 2名 1名 3名
スイス (SUI) 1名 2名 3名
 
フランスは男女それぞれ4名、合計8名をベスト16へ送り込んでいます。
特に男子では1位・2位を独占しており、現在のスノーボードクロス界における「フランス一強時代」を象徴する結果となりました。
これを追うドイツ、地元イタリア、オーストラリアがどう巻き返していくのか、次戦からも目が離せません。

 


コース分析

オリンピックシーズンの初戦ということもあり、コース規模は例年になく大きなスタートセクションとなっていました。

特にスタートセクションの最後のキッカーを高く飛びすぎないように、低く遠くへ飛ぶように処理することが、1stバンクへのポジション争いに影響しそうです。

1stバンクはそこまでかべが大きくないため、カービングで加速しながら、キッカーへ。

さらにここから速度があがり、のぼりが大きなロールの処理がその後のスピード維持に重要になります。

その後はそこまで大きくないロールが続きますが、タイミングがズレると吹き飛ばされてしまうため、しっかり先へ先へ動く動きがスピード維持に欠かせません。

2ndバンクからロールセクションでは順位の入れ替わりが激しいレースが多く、クラッシュする選手も多い中で、レースのポイントになったのではないでしょうか。

その後も大きく曲がるバンクやキッカーが配置され、うまく加速できるラインで滑ることができた選手はロールセクションで順位が入れ替わるレースでした。

今大会は特に大きなキッカーが3つほど作られた印象的なコースでした。

またバンクも壁があるというよりは、ターンで処理するものが多く、全体的にハイスピードになりやすいレイアウトだったんじゃないかと思います。

 


次回大会は2026年1月16〜18日に中国で開催されます。
オリンピック最後のW杯になります!日本人の活躍を皆さんで応援しましょう!!

 

 

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